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【林野高校では先生も学び続けています! その1「1人1台端末活用推進事業成果発表会」】校長だより
投稿日:2021.11.15
令和3年11月11日(木)、岡山県から研究指定を受けている「1人1台端末活用推進事業」の成果発表会を開催しました。講師として、佐藤和紀先生(信州大学教育学部助教)、三浦隆志先生(授業デザイン研究所、元林野高校校長)、吉原啓之先生(真庭高校落合校地教頭)をお迎えし、岡山県内から20名の先生方が来校されました。内容は次の通りです。
1 公開授業
・鐘森涼太教諭の2年生「日本史B」、佐堂幸代教諭の1年生「英語表現」
2 成果発表
・校長挨拶
・概要説明
・各教科からの研究報告(国語、数学、理科、情報・商業、保健体育、家庭、芸術、総合的な探究の時間)
・まとめ
3 研究協議
4 指導講評
・佐藤和紀先生
・吉原啓之先生
・三浦隆志先生
林野高校は平成29年度からChromebook1人1台端末導入をスタートさせている先進校ですが、学力を向上させるためのより効果的な活用方法を常に研究し続けています。
鐘森教諭の「日本史B」では、予習動画を見させておいて、自分が中世の戦国大名ならどんな法を制定するかを考えて「分国法」を作成させるという反転学習の授業を行いました。
佐堂教諭の「英語表現Ⅰ」では、複数の写真を組み合わせ、それぞれの写真に合わせて動名詞を用いた表現でセリフを作成させ、ストーリを完成させるという授業が展開されました。
また、本校の全ての教科でChromebookを活用した事例とその効果検証結果の発表をしました。来校された先生方から、多くの質問が出され活気のある研究協議が展開されました。参加者の熱心さから、岡山県公立高校での1人1台端末活用推進がさらに進んでいくことを予感させられました。
指導講評では、佐藤先生から「生徒が主体的にChromebookを活用できている授業に驚いた。ここまで効果的に活用できている学校は少ない。更に良くするために、指示は事前に予習の段階で行い、授業中の不必要な声掛けを省略してほしい。」との助言をいただきました。吉原先生からはご自身の授業での活用例を踏まえた新たな活用の提案をしていただきました。最後に、本指定事業のアドバイザーの三浦先生から「1人1台の環境が整うことで、⓵豊かな活動を保証する②生徒に「どのような力」を身につけさせるかを忘れない、この2つの視点を大切にしてほしい。」との助言をいただきました。ありがとうございました。
林野高校のホームページのブログに当日のスライド資料のリンクを張っています。ご参考になさってください。