ブログ

演劇部 山陽新聞社賞受賞

投稿日:2023.11.13

このたび林野高校演劇部は11月4日(土)5日(日)に岡山芸術創造劇場ハレノワで開催された第47回岡山県高等学校総合文化祭演劇祭演劇部門、第73回岡山県高等学校演劇発表会において「ドはド田舎のド!」を上演し、山陽新聞社賞(県4位相当)を受賞いたしました。

実は県大会へ向けての活動は地区大会まで以上の苦難の連続でした

地区大会(10月1日)からは一ヶ月ほどの期間はあったものの、定期考査に加えて2年生の修学旅行もあり、準備期間は実質直前の2週間しかありませんでした。また、地区大会の審査員の助言やこの劇を見守ってきてくださった方々からの感想などを参考に台本を書き換えることとなり、地区大会や上演校打ち合わせ会議(16日)に提出した台本からは大幅に変更になった台本を覚え直さなくてはなりませんでした。さらに県大会へ向けて部員や助っ人達の気持ちも必ずしも一枚岩とはいかない状況もあり、満足な通し稽古もできませんでした。

そんな中、新たに助っ人に加わってくれる人や、新しく追加されたキャストを演じてくれる1年生が加わり、新しい風が吹いてきたように思われました。頑張っている演劇部員の姿をみて応援してくれる同級生や先生方、大道具の運搬を手伝ってくれたり、チケットを買ってくれたり、練習場所の便宜を図ってくれたり、まさに林野高校全体の持つ温かさを感じた瞬間でもありました。

何はともあれ迎えた本番の日。本当に立派な劇場でしたが、ここで林野高校演劇部が上演できるという感激もそこそこに、本番の時間までは練習室で入念に準備をして過ごしました。

そして、いよいよ本番。会場には、校長先生を始め、学校関係者、保護者、美作地区の同級生、県南の高校生たち、元林野校長の遠藤先生、元職員の先生、この劇に期待している演劇関係者など、地区大会とは比べものにならない注目を集めての上演となりました。

本番では大きなミスもなく今の時点としては最高の演技ができたと思います。唯一の県北からの参加校としての意地も示すことができたのではなしでしょうか。少なくとも観客の皆さんには一定以上の感動や元気は与えられることができ、その結果としての山陽新聞社賞だったと思います。関わってくれた、一人一人誰が欠けてもこの結果にはつながらなかったでしょう。本当にありがとうございました。

生徒の感想
「登場する前は本当に緊張しましたが、演技に入ってからは無心で演じられました」「とにかくこの台本に出会えなかったら得られない貴重な体験ができました。ハレノワの舞台に立てたことは今でも夢のようです」「台詞がなかなか覚えられず苦労しましたが、幕が下りた瞬間は、達成感というか、何かぐっとくるものがありました」